こんにちは。テープ起こしを仕事にしていて苦労するのは、実は音声を起こす作業ではなくて、どうしても聴き取れないときです。
テープ起こしの仕事というのは正確に音声を文字に起こさなければいけないのに、その正確な音が聴き取れないのでは全く意味がありませんからね。
そこで今回は、テープ起こしの作業をしているときに「音が聞き取れない時の対処法」について説明していきたいと思います。
音が聴き取れない時の対処法について
聴き取れない箇所を文字に起こす際ですが、自己判断でやってはいけませんので、いくつかの対処法を実施します。まずはじめに、お客さまが指定をしてくる場合です。
これはその指定に従って対応していくことになります。ただ、全体の話の流れや展開を把握しておくことで意外と聴き取れたりもするので、そのようにして解決させることもあります。
その他には、音声ソフトを利用して「ノイズキャンセリング」を行うことである程度までノイズを除去して聴き取りをしやすくするという対処法もあります。
ただ、ノイズを除去してある程度クリアな状態にしても聴き取れないこともあります。そういったときは、不明箇所の表記を工夫して対応するかたちになります。
不明な点を聴こえた通りにカタカナ表記で記載して、最後に録音時間の場所の記載をしておきます。時間を記載しておくで、後から該当する箇所を確認したさいに手間を省くことができますからね。
さらに不明箇所に色付けをしておけば、ぱっと見でもわかりやすいのでおすすめです。ただ、言葉として聴きとれるレベルのものではなく、カタカナで書くこともできないこともあります。
その場合は、丸を書いたり、アスタリスクマークなどを使って不明箇所の記載をしておくかたちになります。文字数が何となくわかる場合については文字数分を空けておくと良いでしょう。
なお、不明な箇所についてはお客さまによって記載しておいてほしい記号など異なる場合がありますのでその都度対応しています。
音が聴き取れない時の対処法を紹介してきましたが、普段から本を読んだりして文字に触れる機会を増やして語彙力を高めておくことで、意外と聴き取れた音を文字に変換することができたりします。
テープ起こしの作業をスムーズに行う上ではこういった努力も必要なのかなと思います。
最後になりますが、テープ起こしの仕事を行う上で参考になるサイトを紹介します。テープ起こしについてのいろいろな情報が一つにまとまったようなサイトです。
https://www.xn--28ji1dwgnmpd1lj878d.com/
テープ起こしライターさんの声やテープ起こしについてのコラムなどもありますので、テープ起こしの仕事に興味があれば是非読んでみてくださいね。ではまた。